さて、今日は今シーズンで消滅してしまう大阪近鉄編です。

 大阪近鉄バファローズ61勝70敗2分
 監督 梨田 昌孝
 今シーズンのオーダー
 ベストメンバー 五輪中オーダー
1大 村  中  大 村  中
2水 口  二  水 口  二
3礒 辺  右  礒 辺  右
4中 村  三  北 川  一
5北 川  一  マリオ  DH  
6益 田  左  益 田  左  
7大 西  DH  星 野  三
8阿部真  遊  阿部真  遊
9的 山  捕  藤 井  捕

 今シーズンの投手陣
先 発  先 中  中継ぎ  抑え
岩 隈  高 木  吉 川  カラスコ  
バーン  高 村  小 池  吉 田
パウエル      近 藤  福 盛
川 尻       山 村
山 本

 今シーズン、五位に沈んだバファローズ。ローズの穴を最後まで埋められなかった一年だった。まずは、投手陣。今期もストッパー不在に悩まされ、カラスコ、福盛、吉田を交互に使わざるえなかった。先発陣は大黒柱の岩隈、パウエル、バーンの両外人に新加入の川尻と若手の山本、高木の台頭と充実していた。中継ぎ陣も吉川、近藤ら若手の台頭があり、ストッパーさえいればなかなかの布陣だった。今期の問題はむしろ打線の方。今期はローズが抜け、吉岡も怪我で一年いないというかなり苦しいメンバーだった。まあ、北川の活躍で吉岡の穴は埋まったものの、今期獲得したバーンズ、マリオが大誤算で五輪でノリの抜けた8月はかなり貧弱な打線で点が取れる気がしなかった。しかし、収穫もある。礒辺の復活や大西の台頭がそれだ。特に礒辺は2001年以降精彩を欠いていたので今期の活躍は大きい。礒辺の活躍がなければ今より更に苦しいシーズンだったと思う。今期で大阪近鉄バファローズというチームは消滅してしまうが、なんとか来期もこのメンバーで野球を続けてもらいたいものだ。
 12球団の戦力解析は今日でひとまずお休みにして、残りの9球団は残り試合を消化したら書いていきます。
 今日は今シーズン四位の千葉ロッテの反省です。

 千葉ロッテマリーンズ 65勝65敗3分
 監督 ボビー・バレンタイン
 今シーズンのオーダー
 対右投手メンバー 対左投手メンバー
1井 上   左  サブロー  右  
2 堀    二   堀    二
3福 浦   一  福 浦   一
4ベニー   中  ベニー   中
5フランコ  三  初 芝   DH 
6 李    DH  垣 内   左
7橋 本   捕  里 崎   捕
8サブロー  右  今 江   三
9小 坂   遊  西 岡   遊

 今シーズンの投手陣
先 発  先 中  中継ぎ  抑 え
清水直  小宮山  藤 田  小林雅
小林宏  小 野  薮 田
渡辺俊  高 木  山 崎
ミンチー 川 井   
黒 木  セラフィニ

 今シーズン、李の加入やバレンタインの復帰など話題の多いシーズンだったが、あと一歩でプレーオフ進出を逃したマリーンズ。投打共に去年よりも好調で勝率五割は少ないようにも思える。さて、投手陣だが今期は清水直、小林宏、渡辺俊の三本柱がしっかりしていたため、ローテにはそれほど困らなかった一年だと思う。リリーフ投手も藪田が好調だったお陰で薮田一小林雅の勝利の方程式が完成した。五輪中もこの薮田の大活躍のお陰で乗り切れたようなものだ。まあ、投手陣が良かったのは例年通りなので今期も課題は打線の方。
例年、外人頼みの打線のロッテだが今期もそれが解消できなかった。外人はベニー、フランコ、李の三人を補強したが一番期待されていた李がまったく機能せず「二億の大型扇風機」呼ばわりされる有様だった。しかし、ベニー、フランコは戦力となり打線はそこそこの迫力がある。垣内、初芝、井上、堀はベテランらしい渋い活躍で若手の今江、西岡は今後の成長も期待できる。1〜9番までなかなか抜け目が無く代打陣も良かった。これだけの戦力でハムに勝てなかったのが不思議でしょうがない。
来シーズンに向けての課題は、とにかく李の活躍に懸かっている。オーダーにあと一人一発のある選手がいればかなり違うはずだ。あと、ベテランから若手へのスイッチも進めていくべきだ。いくら今江と西岡が出てきたところで、今のオーダーはベテランの比率が多くて若さがない。来期は初芝と堀なしでやっていくくらいの意識が欲しい。投手陣に関しては、来期も今期ばりの活躍が出来たら問題ないだろう。明日は、今期5位のバファローズについて書きます。
 
 今日から、予定通り今期を振り返っての12球団の戦力分析と来期の課題なんかを自分なりに考えてみたいです。今日は、今期最下位のオリックス。
 
オリックスブルーウェブ 49勝82敗2分
 監督 伊原 春樹
 今シーズンのオーダー
 ベストメンバー  五輪中オーダー
1村 松   三  塩 谷   三
2塩 崎   遊  早 川   中
3ブラウン  DH  塩 崎   二
4 谷    左  オーティズ 一
5塩 谷   三   竜太郎   右
6オーティズ 一  相 川   DH
7平 野   二  後 藤 遊
8日 高   捕  日 高   捕
9早 川   右  平 野   左
 
 今シーズンの投手陣
先発  先中  中継ぎ  抑え  
具   徳元  戸叶   山口  
金田  本柳  栗山
川越  相木  岩下
小倉  谷中  萩原
    マック 歌籐
        
 今年も最下位に沈んだオリックス。やはり、今期も投手陣に苦しめられた一年だったと思う。先発は、二本柱の具と川越がある程度の安定感を誇り、戸叶一山口とつなぐ必勝リレーがあったものの、それ以外の投手が崩壊してしまった。特に、期待されていた谷中、本柳が期待はずれで伊原監督はかなりきつかっただろう。よってローテーションは、具、川越以外は調子のいい選手を交代で使う苦しい台所事情だった。
打線の方は、新加入の村松が大きかったと思う。五輪前は谷、村松の二枚看板にブラウン、オーティズの外人コンビとなかなか破壊力のある打線が組めていた。特にオーティズは去年より安定感が増し、敵チームから見れば恐ろしい存在だった。しかし、五輪で谷、村松が抜け、ブラウンの怪我などで8月以降一気に貧打線になってしまう。いくら調子がいいとは言え、4番塩崎というのはヒド過ぎだ・・・。8月の敗因は他にも、伊原監督の目指す緻密な野球ができなかったのが原因だろう。伝統的に緻密な野球が得意な西武なら通用したが、若いオリックスの打線にそこまでの理解力は無かった。だが、もしこの伊原野球が実践されていれば違った8月になっていた気がする。
今期は、去年からの課題である投手陣の整備が出来ずいくら打線が好調だったとはいえ、勝って行くには無理があったと思う。(現に、打線の勢いが無くなった8月以降はボロボロだったし)
しかし、戸叶、山口の必勝リレーと川越の復活をさせた首脳陣の手腕は評価できる。
来期に向けての課題だが、近鉄との合併問題もあるので、ある程度情報が収集できたらまた書きたい。明日は、今期4位の千葉ロッテについて書きます。
 

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